にじいろらいふ

片づけと家計で、軽くなる暮らし

テーマ:片づけ(1件)

片づけ続けたから、家を手放せました

テーマ:片づけ

「家を売って、引っ越していい?」

「いいよ」

大きな家が自慢で大好きだった子どもの返事で、私たちは家を手放す方向に動き始めました。

はじめまして。元・片づけられない主婦です。 今は、片づけのお手伝いをしています。

このブログには、片づけで暮らしを整えてきた記録を書いていきます。 最初の記事は、18年住んだ家を片づけて、売って、賃貸に移るまでの話です。 持ち家か賃貸かという話ではありません。同じ立場の方に届くといいなと思って書いています。

望んで建てた家ではありませんでした

建てた家は、夫の実家の事情の延長線上にあった家でした。 立地も、建てる会社も、その他もろもろ、自分たちで決められない家でした。

頼んでいない和室、立派な大黒柱、壁一面の国産の杉。 品質は素敵なのですが、私たちが望んだものではありませんでした。

床暖房を入れたいと言ったら「木に悪い」と却下され、外観も、外壁も、設備も、私たちの希望どおりにはいきませんでした。 でも、莫大なローンを払うのは自分たちです。

本当にずっと、もやもやしていました。

広い家は、片づきません

そんな家がどんどん古くなって、まだローンを払っているのに、直すたびにお金がかかるようになりました。 これ以上この家にお金をかけたくない、と思うようになりました。

さらに、広い家だと困ることがあります。

物を置きっぱなし、出しっぱなしでも困らないから、気をつけないとあっという間に物が増殖します。 しかも私は家事が得意ではないので、掃除も、草抜きも、木の剪定も追いつきませんでした。

広さは、収納力ではありませんでした。 ただの「置ける余白」でした。

家が広くても、きれいにできる人はいます。 でも、私のように片づけや家事が苦手な人間には、広い家は難易度が高すぎました。

家の外も、しんどかった

家の周りは、田んぼでした。

一番怖かったのが、夏の農薬散布です。 2週間ほどの時期があって、突然始まります。

夏休み、子どもが庭でプールをしているときに始まる。 慌てて撤収。洗濯物も急いで取り込みに走る。本当に恐ろしかったです。

秋冬は、田を焼く煙で子どもたちが鼻血を出しまくっていました。花粉症もひどく、見ていてつらかったです。

住みたくて住んでいない地域で、これを耐え続けるしかないんだな。 ずっと鬱々としていました。

どこに行くにも車で30分。自分も田舎育ちだったので、それが当たり前だと思っていました。 でも、新しくできた友人が駅の近くに住んでいて、同じ県内で、歩いて用事が済む暮らしができると知って驚きました。

内側はコーチング、外側は片づけ

変わったのは、自分の内側から整え始めてからです。

うまくいかない時期がありました。 相手を変えようとしても変わらないと分かって、それなら自分が変わるしかない、と思いました。

でも、自分ひとりでは無理でした。 感情のジェットコースターも、片づけも、「できるようになりたい」と思うだけでは、何ひとつ変わりませんでした。

どうしても変わりたくて、第三者に頼ると決めました。

そのころ、自分と同じように悩んでいた人が変わっていくブログを、いくつも読んでいました。 「片づけられない 女」と検索して出てきたブログ。 「夫 イライラ」と検索して出てきたブログ。

片づけのブログを書いていた方は、片づけの資格を持っている方でした。 調べていくうちに、その方と同じ資格を持つ方が、同じ県でキッチンの片づけ講座をされていると知り、申し込みました。

そして「夫 イライラ」のブログを書いていた方は、コーチでした。 その方には、コーチングセッションを申し込みました。

自分のためにお金を使うことには、ずっと抵抗がありました。 でも、ここで思い切りました。

コーチングで、自分の内側を整える。 片づけで、家の外側を整える。

この両方を、6年間ずっと続けてきました。

どちらか片方では、たぶん続きませんでした。 気持ちだけ整えても、家は変わりません。家だけ片づけても、またすぐ元に戻ります。 内側と外側を同時にやっていたから、6年続いたのだと思っています。

コーチングを受けて変わったことは、3つあります。

感情のジェットコースターから抜け出せたこと。 自己肯定感が上がったこと。 そして、自分の言葉で話せるようになったことです。

最初に手をつけたのは、キッチンでした

最初に手をつけたのは、キッチンでした。 生まれて初めて、自分のためにお金を出して参加した片づけ講座です。

全3回の講座で、受けたのは4人。全員、知らない人同士でした。 それなのに、終わるころにはすごく仲良くなっていて、本当に楽しかったんです。

お金を使うことにあんなに抵抗があったのに、行ってみたら、楽しい時間でした。

終わったとき、もう本当に、スッキリしました。 使いやすくて、感動しました。

自分の家の、同じキッチンです。それなのに、こんなに変わるのかと思いました。

ビフォーアフターの写真を見るのが、また嬉しくて。 自分でもできたんだ、と思えた最初の一枚でした。

そこから、片づけの資格もとりました。 一緒に学んだ同期の人たちとも、すごくいい感じで仲間になれました。

コーチングもオンラインで何度も受けて、いろんな方とつながりました。

私の世界が、すごく広がりました。

片づけているうちに、問いが大きくなりました

やっていくうちに分かったのですが、片づけは物を減らす作業ではありませんでした。 自分や家族が大切にしているもの・ことを、ひとつずつ選び取っていく作業でした。

小さなものから選び取っていくと、問いはだんだん大きくなっていきます。

本当に自分がしたいことは何なのか。 どんな人生を送りたいのか。 この家で、この場所で、一生生きていきたいか。

その答えは、ノーでした。

そして、「売っていい?」と聞きました

夫とは、先に「売って、便利なところに住みたいね」と話していました。

でも、子どもは嫌がると思っていました。大きな家が自慢で、大好きでしたから。 子どもの意見は大事です。まあ、だめだよね、と思っていました。

だから、気軽に聞いてみたんです。

「家を売って、引っ越していい?」

「いいよ」

それで決まりました。20年のローンでしたが、18年で返し切って、すぐに売りに出しました。

片づけ続けたから、売れました

売ると決めてからが、思ったより早かったんです。 6年かけて片づけてきた家は、すでに人に見せられる状態になっていました。

家を片づけ続けたからこそ、家を売れたのだと思っています。

あの6年がなければ、この家は売れていません。 少なくとも、同じようには売れなかったと思います。

内覧のためにやったことは、ひとつだけです。 毎週末を「展示場」だと思って準備しました。

見に来られる時間ではなく、こちらが見せる場だと考える。 そう決めてからは、やることがはっきりしました。

今は、賃貸です

売ったあとは、売った家の約半分の広さのマンションに住みかえました。

マンションは眺めがよくて、守られている感じがありました。家族の距離も近く、掃除もすぐ終わります。草抜きも、庭木の剪定もいりません。

今は賃貸の一戸建てに引っ越して、家賃はマンションのときより月1万円以上下がりました。 スーパーは徒歩3分。たいていの用事は、歩くか自転車で済みます。

このブログに書くこと

片づけのやり方と、暮らしを整えてきた記録を書いていきます。 物を手放し、家を手放して、今はシンプルに、軽やかに暮らしています。家計のことも、そのうち書きます。

元・片づけられない主婦が、6年かけてたどり着いたやり方です。 きれいな部屋の写真を並べる場所ではなく、同じように困っている方が、明日ひとつ動けるように書くつもりです。

私自身、検索して出てきた誰かのブログに助けられました。 今度は、こちらが書く側になります。

これは、我が家の場合の話です。 家を持ち続けることが合っている方もいると思います。我が家は、持ち続けていたら重荷になっていました。

片づけて、手放して、軽くなりました。

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