HSP

「敏感な子どもたち」発達障害の感覚過敏と間違えやすいHSPとは?

HSPという言葉を聞いたことはありますか?

わたしは多分ですがHSP。
正式な診断はしてもらっていないのですが。

それでも、自己診断ができるサイトを見ると「うんうん」と頷きの連続。
HSPの4つの特徴にも、しっかり当てはまります。

日本でHSPはまだまだ知られておらず、発達障害とも混同されてしまうケースが多いんです。

とっても敏感な子どもだけど、なんか発達障害ともちょっと違う…

それは、もしかしたらHSP/HSCかもしれません。

HSP(HSC)とは?

HSPとはHighly sensitive person(ハイリ-センシティブパーソン)

生得的(先天的)な特性として、高度な感覚処理感受性を持つ人のこと。共通して見られる特徴として、大きな音、眩しい光・蛍光灯、強い匂いのような刺激に対して敏感であることが挙げられる。(Wikipediaより)

このようにとても敏感!と言うのがHSCの大まかなイメージと思ってください。

聞きなれないので、珍しい気がしてしまうかもしれませんが、5人に1人はHSP/HSCとも言われます。

このHSPのPersonChildに置き換えた「Highly sensitive child」が「敏感な子どもたち」のことなのです。

HSPの4つの特徴

  1. 深く処理する
  2. 過剰に刺激を受けやすい
  3. 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
  4. ささいな刺激を察知する

HSPの研究者であるアーロン博士は著書の中で、HSPであれば「この4つを全て満たす」と言っています。

ひといちばい敏感な子 エレイン・N・アーロン著

 

「深く処理する」

話の本質まで理解しようと考えすぎてしまったり、あらゆる可能性を洗い出して細かい部分まで考えてしまうところですね。

 

「過剰に刺激を受けやすい」

わたしもそうなんですが、遊びに行くことはすごく楽しみにしているのに、いざ行くと必要のない刺激までしっかり受けてしまう。

それで圧倒されて疲れてしまうんです。

なので、帰宅後はひとりの落ち着いた時間【ダウンタイム】がほしいんですよね。

 

「感情の反応が強い・共感力が高い」

HSPの人は感受性の豊かで、小さなことで気持ちが大きく動きます。

なので「怖がり」が多かったり「落ち込みやすい」タイプだったりするんです。

人間観察をしていることも多く、「ひとが欲していること」だったり「どう関わるべきか」というようなことを深く感じとって、話をしたり行動する共感力が高いです。

また、誰かが怒られて悲しんだり怖がっていることに、深く共感してしまうという面もあります。

「ささいな刺激を察知する」

わたしも娘も結構あるのですが、小さな音に反応しますね。(大きく聞こえてびっくりする)

あと、微妙な味の違いが分かるため、「いつもと味が違う」と言ったり、言われたりします。

匂いに敏感だったり、人の微妙な心の変化に気付くことも多いです。

 

個人差はありますが、4つを満たさない場合、ひとつでも当てはまらない場合はHSPではありません。

わが家は、わたしも娘もこの定義にがっつり当てはまるので、知った時は驚きました。

 

これがHSP、大人の場合のお話。

次に、HSPの子どもがどんな特徴を持つのか見ていきます。

HSCの6つの特徴

HSC(Highly sensitive child)
人一倍敏感な子にはこんな特徴があります。

  1. 細かいことに気付く
  2. 刺激を受けやすい
  3. 強い感情に揺さぶられる
  4. 他人の気持ちにとても敏感
  5. 石橋を叩きすぎる
  6. よくも悪くも、注目されやすい

大人であるHSPの特徴と大きく変わるわけではありません。

子どもであっても、大人であっても困り感というのは、同じようなものになります。

 

子どもの場合、親であるわたしたちが早い段階でHSCを知って気付いてあげられればラッキーです。

上に書いた特徴を良い方に解釈してお子さんに伝えてあげましょう。

必ず、お子さんの自信になるはずです。

 

たとえば、

  • きめ細かい作業ができる
  • 感受性が豊かで感動が大きい
  • 人の気持ちに敏感だからこそ優しくなれる
  • 慎重だというのは、悪くない
  • 人と違うと注目はされるが、個性は長所でもある

こんなことをパパやママから話してあげると、「人と違う」ということがマイナスイメージになりません。
子どもは自分の「良さ」である敏感で繊細な部分を活かせるようになっていきます。

HSCの子どもを育てるときに気を付けたいこと

では、具体的な話をしていきます。

 親目線で気を付けたいことをまとめると、

  • 気持ちをしっかり受け止め、共感する
  • 自分で解決させる(妥協ラインを自分で決める)
  • 人とは比べない
  • 競争よりも楽しむことを大切に
  • 褒めるより認める
  • 大きな声で怒らずに、話し合いをする
  • 脅さない(~しないと~させないからね、など)

HSCの子どもたちは敏感で、刺激を受けやすい、感情が大きく動きやすいです。

大きな声で怒ったり、威圧したり、過度に不安を与えるようなことは必要ありません。

むしろ完全に逆効果になって、チャレンジすることが怖くなってしまいます。

特徴もお子さんによって違いますが、正しく理解して周りの大人が正しいサポートをできるようにしていきましょう。

うちの娘は小学校の3年生から5年生まで威圧的な先生に当たってしまい、大変でした。

朝、一緒に忘れ物の確認をしても、「忘れたら先生に怒られる」と時には泣いてしまうほど。

とにかく、厳しく怒ってばかりいるような先生だったので、自分が直接怒られなくても怒られたような気持ちになってしまうんでしょうね。

すっかり生気を吸い取られたような顔をして帰ってくることもありました。

 

それでも、お友だち関係が上手くいっていて、みんな優しい子たちだったので不登校にもならず、なんとか通うことができました。

娘とはよく話をしたし、たまにキャパオーバーな時には学校を休ませることもしました。

 

このように、環境や対応次第では子どもの繊細な心を深く傷つけてしまいます。

サポートができていればいいのですが、取り返しのつかないようなことにならないようにしていきたいですね。

発達障害とHSPの違いは?

HSP、HSCのことはわかったけれど、じゃぁ発達障害とは違うのか?ということについて。

はい、ちょっと違うんです。
決定的な違いは「共感力の高さ」にあります。

  • 発達障害:コミュニケーションや社会的なものごとに対する理解が鈍い
  • HSC:共感力の高さから社会的なものごとへの理解がよく、深い

発達障害の子もHSCの子も色んなことに気が付くので、すぐに気が散ってしまうことがあります。

そんな時、発達障害の子は優先順位を付けるのが難しく、注意を戻すことも難しいのですが、HSCの子は必要であればちゃんと注意を戻すことができます。

そこが、発達障害の子とHSCの子の違うところ。

息子(自閉)と娘(多分HSC)を見ていると、この部分の差はすごくよくわかりますね。

息子は過敏・鈍麻を持ち合わせていますが、自分の興味のあることにはとても敏感であるのに対して、鈍感な部分もたくさんあります。

色んな刺激に翻弄されてあっちこっち行ってしまったり、人の気持ちや距離感には鈍感だったり。

 

一方、娘はあらゆることを深く考えていて、それから行動します。

あれもこれも気が付いてしまうので、娘は息子が困っていると、さっと近付いて適切なサポートをしてくれていました。

息子がいたずらをする前に阻止してくれたりもしましたね。

それで、自分のやっていたことを忘れていて

「あ、そうだった。あれやらなきゃ」みたいになっていて。

お世話が好きな子なんだなくらいにしか思っていなかったですが、今思えば、持って生まれた素敵な特性だったのかなと。

まとめ HSP/HSC&自閉症児のわが家の生活スタイル

わが家の鈍麻タイプの息子(過敏もありますが鈍麻が強い)

刺激があればすぐにどこか行ってしまうし、さらなる刺激を求めて、ジャンプしたり走ったりするような子です。

どっかで大きな音を出していたかと思えば、人混みに疲れて休む…なんて一面も。

そんな騒がしい息子とHSP/HSCの娘とわたしが一緒に生活しているので、息子もですが娘もとっても疲れるんですね。

息子には申し訳ないけど、わたしや娘にもダウンタイムが必要だし、平日の夕方はデイに行ってもらって個々に好きなことをしたり、娘は習い事もあるのでそこで発散したりもしています。

息子が帰ってきてからは、ご飯を食べて喋ったり団らんしてます。

その後、息子もゆっくりしたいみたいで勝手に2階の自分の部屋で休み始めるので、わたしと娘は話したり好きな活動をすることが多いです。

 

HSPのことも何も知らない、子どもたちが小さなころは家族みんなでいることが多かったけれど、子どもが大きくなるにつれて生活スタイルも変わってきました。

今のスタイルがだいぶしっくりきているので、しばらくはこんな感じで過ごそうと思ってます。

といっても、夫が「出かけたい、話したい、遊びたい」なタイプでちょっと厄介なんですが…

今回の記事でHSPのことをもっと知ってもらって、色んなタイプがいることが広まってくれたらいいなと思います。

きっと、お子さんがHSCでパパ・ママがそうではないタイプだと、全然理解できないと思うんです。

 

こんな人、こんな子もいるんだなと、多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。

ABOUT ME
うみ
シンプルに心のゆとりを目指す二児の母 「発達障害・自閉症児」の子育て記録