特性

過干渉を見直す。自閉症児には安心・安全ひとりで落ち着けるスペースを確保しよう

療育に力を入れようと、一緒にいる時間はたくさん関わったり、ほぼ毎日公園へ連れて行ったり。

幼児期はそんな感じで息子と向き合ってきました。

あるとき、家族への他害がひどくなってしまって、かなり有名な先生にコンサルをしてもらったことがあるんです。

そのときに、わたしの息子に対する「見方」がガラっと変わりました。

どうやら、わたしは「こうしなきゃ」とか「もっと療育を」と頑張りすぎて過干渉気味だった模様…

そのときに学んだ環境の話と自閉息子との関わり方を見直していったお話。

わたしが療育で前のめりになりすぎた結果

幼児期はかなり過干渉な母だったと思います。

とにかく、療育。とにかくしつけ。

「早期発見!早期療育!」とどこを見ても書いてあるし、幼児期ほど大切だ!とわたしもかなり療育には力を入れていました。

前のめりすぎて、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、もっと教えなきゃ」そんな感じで、お友だちと関わることも、お勉強をすることも大切にして、配慮をしているつもりでいたんですよね。

そうしたら、一番に考えていたはずの息子のことが見えなくなってて、息子には負担が大きくなっていたんです。

そのときの話はこちらにも書いています。

あわせて読みたい
自閉症児の自傷・他害をなくすためにできること障害のある子でもない子でも。 子育てしていく中で一番、頭を抱えてしまうのは自傷や他害があるときではないでしょうか? わが家の息子は自...

環境を変えて息子が変わった

負担が大きいことがわかって、すぐに環境を変えることを決めました。

先生にも話をして、幸いすぐに色々変えることができたので、少しずつですが息子は落ち着いていきました。

その後も、何かあるごとに他害が……とか、荒れたりとかあるんですが、わたしの頭の中に「環境!」の意識が常にあるので環境や状況から変えていくことを第一に考えるようにしています。

環境ひとつで?と思うかもしれませんが、何か困ることがあったらまず、見直してみるべきは環境です。

自閉症児と人との関わり方

環境もそうですが、人との関わりもとっても大切ですよね。

自閉っ子の場合、関わり方で気を付けてあげたいことがあります。

  • 視線を無理に合わせようとしない
  • 関わりすぎない
  • いつでもひとりの時間を持てるようにする

9年自閉っ子と生活してきて、思うことをまとめました。
わたしの反省もあるので、ひとつずつ解説していきますね。

視線を無理に合わせようとしない

療育施設や学校の先生なんかでもよく見られるんですが、やたら目を合わせて話をしなければ!と思っている人は多い気がします。

アイコンタクトはコミュニケーションをとっていくのに大切なものですが、自閉症児がなぜアイコンタクトが苦手なのかを少し考えてみてほしいんです。

自閉っ子って一度に複数のことを処理するのは難しいです。
もちろん多ければ多いほど難しいですよね。

「話を聞きましょう」

ただこれだけでも、多くのことを求められます。

  • 耳で話を聞く
  • 相手の目を見る
  • 話を理解する
  • 姿勢を保つ

何気なさ過ぎて忘れてしまいがちですが、色んなことに注意しながら聞きますよね。

 

でも、わたしたちも話をしていて考えながら話すときに、ふっと視線を逸らしませんか?

それは考えることに集中したいから。

自閉っ子も同じだと思うんです。

それも、苦手なことを頑張っているわけですから、少しくらい多めに見てもいいと思うんです。

わたしも話しかけるときは、「こちらに注意を向けること」を意識して話しかけますが、その後に目をそらしてようが気にしません。

たいてい、ちゃーんと聞いてることがわかるので、わが家ではそんなに「ちゃんと目を見て」みたいなことはしていません。

普段、自分が伝えたいときにはアイコンタクトを使って訴えてくるので問題ないとしています。

関わりすぎない

超過干渉だったわたしの反省点です。

わたしは自分がグイグイ来られたり、干渉されたりするのが嫌なタイプなのに結構息子にはしていました。

ちゃんと関わって色んなことを教えなきゃ、みたいに思ってたんです。

うちの息子は自閉と言っても人と関わるのが好きな子だし、遊ぶのも一緒に遊んでほしがるタイプだったので過剰なくらいに接していたかもしれません。

もちろん、それが子育てにも療育にもなっていたとは思います。

でも今思えば、関わりは多すぎたのだろうなと。

なぜ、それがわかったのかというと、環境を整えたら息子が自分で「ダウンタイム(休息の時間)」を取れるようになったからなんです。

いつでもひとりの時間を持てるようにする

小学生にあがってしばらくたったころ、息子の部屋をつくってそこに大好きなプラレールとかレゴを置いたりして、楽しめる&くつろげるスペースをつくりました。

初めは自分からは行かなかったのですが、少しずつ慣れていってくれて、今では帰ったら真っ先に2階へ行くほど。

プラレールで遊んだり、DVDを見てダウンタイムを取ってから夕飯を食べてます。

そんな息子を見ていて

「息子もひとりの時間がほしかったんだなぁ。」

休みたいとき、人と関わらない時間も大切にしてあげなきゃいけなかったな、と今は思っています。

このダウンタイムを取るとやっぱり落ち着くんですよね。

行動も心も割と穏やかになってくれることが多くて、わたしと娘もその時間はゆっくりできるし助かっています。

まとめ 自閉症児の特性を理解して正しく休ませる

これを、もっと小さいうちからさせてあげていたら、もっと息子の負担も少なかったのかなと思いますが、後悔先に立たずですね。

もう過ぎてしまった時間はどうにもできないので、今できることを、とは思っています。

もし、これを読んでいるパパやママのお子さんが小さければ、ぜひこんなことにも気を付けてあげてほしいなと思います。

スペースをつくるときには、もちろん安心・安全は必ず確保してください。

どうしてあげると安心かは、その子によって違うと思います。

静かなところが良かったり、好きな音楽があったり、柔らかい毛布が好きだったり。

ここは「いつでも安心して休めるよ」って場所にしてあげてください。

 

何も部屋じゃなくてもいいんです。

部屋の角にパーテーションで区切ったりでもいいと思います。

 

それから、安全性は一番大切ですよね。

ママが部屋の隅にいてもいいし、危ないものが一切ないスペースにして見えないところで気配だけ感じてるでもいいです。

 

こうしたスペースをつくると、パパママの休む時間にもなります。

お子さんも人一倍疲れやすいと思いますので、ダウンタイムを小さいうちから教えて、自分でできるようになると将来自分でもちゃんと休むことができると思います。

 

うちの息子はやっぱり理解するまでに時間がかかりましたが、理解さえすればもうばっちり。

自閉っ子なのでその辺りはきっちりしています。

 

きっと今日も帰ったらエンジョイしに行くはずw

困りごとがあったら、まずは環境を見直す。

こんなことを意識して試していってみてくださいね。

 

関連記事>>自閉症児に構造化!TEACCHの7原則と家庭内療育での活かし方

こちらもどうぞ>>ADHDの子には休息が必要!簡単にできる3つのリラックス法

 

ABOUT ME
うみ
シンプルに心のゆとりを目指す二児の母 「発達障害・自閉症児」の子育て記録