特性

自閉症児は気圧の変化に弱い-低気圧で起こる症状と体調管理におすすめのアプリはコレ!

自閉症や発達障害の子どもたちは「気圧の変化に弱い」ことがとても多いです。
普通の大人の人でも気圧の変化に弱く、低気圧が近づくとなんかだるかったり、体調不良が…なんてこと、ありませんか?

自閉傾向にあるお子さんの場合、その変化に敏感に反応したり脳や体が対応しきれないため、さらに注意が必要です。
気圧の変化によってどんな症状が出るの?

その原因と症状についてまとめました。

気圧の変化-梅雨・長雨は要注意

gondarcacad / Pixabay

気圧の変化が起こりやすい梅雨の時期・台風が多い8月~長雨の9月・冬の寒い時期は特に気を付けたいですね。

雨=低気圧なので程度の差はあれ、気圧の変化が起こります。
台風はその変化も大きいですし、雨が続く梅雨や年間で最も雨量の多い9月も不調が続きやすいです。

去年(2017)の末あたりには、続けて爆弾低気圧がやってきました。
その時は大雪になり、違う意味でも大変だったのですが、この時はめったに体調を崩さないわたしも頭痛や吐き気がひどく日常生活に支障をきたすほどでした。

疲れていたり体が弱っているときは、気圧の変化による体調不良も意外と侮れないですよ。

気圧の変化でどうなるの?

天気と体調に深い関係があることは昔からよく知られています。
気圧の変化で体調を崩すことも珍しいことではなく、最近の研究では気圧の変化とそれに伴う症状を「気象病」と言うそうです。

気象病が起こるのはなぜ?

気象病の原因となっているのは「自律神経の乱れ」と「ヒスタミンの過剰分泌」
気圧変化が急激であるほど注意が必要です。
気圧が下がる時に症状が出ることが多いですが、まれに気圧が上がるときにも症状が出ることがありますので気圧が変化する時は、お子さんの様子を注意して見ていきましょう。

ヒスタミンとは?

気圧の変化で不調が起こる主なメカニズム

気圧の変化が内耳にある気圧センサーに伝わる

抵抗するため自律神経が活性化

交感神経・副交感神経が(過剰に)活性化

様々な症状が出る

自律神経には外部環境に体を適応させるという機能があります。

気圧が下がったり、気温が下がったりしたら、その変化に適応しようと対応を始めます。

気圧も少しずつ変化していればまだいいのですが…
急激に変化した場合は自律神経が乱れてしまったり、自律神経の調整が追い付きません。

そうなると脳の中は混乱してしまって不調が大きく出やすいです。
自閉傾向の子どもたちはこの調節機能である自律神経の発達が未熟なので、より症状が出やすいのかもしれません。

低気圧と起こりやすい症状

Counselling / Pixabay

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 発作(てんかん・喘息)
  • 関節の痛み
  • めまい
  • 気分の落ち込み(鬱)
  • 低血圧

低気圧が近付いて、自律神経が乱れると血管の膨張や収縮が起こります。
血管が拡張することで低血圧になったり、脳の血管が膨張すれば頭痛が起こり、喉の血管が膨張すれば喘息になります。

副交感神経が過剰に興奮すれば体はだるく、うつっぽくなりますし、脳の混乱状態から平衡感覚が乱れ、めまいにつながります。

またヒスタミンが過剰に分泌すれば免疫の過剰反応が起こり、アレルギー症状が増したり、関節や古傷が痛んだりするのです。

気圧とてんかん発作

低気圧が近付くとてんかんがあるお子さんの場合には、発作が起こりやすくなります
どうも気圧の変化に誘発されるようです。

うちの息子もてんかん持ちなので雨の続く時期は注意して見ています。
気圧や気温など外部環境が大きく変化するときに大切なことは「規則正しい生活をおくること」

ご飯をしっかり食べ、温かいお風呂に入って、十分な休息と睡眠をとれるように、声掛けしていきましょう。
てんかんは発作を起こさないことが第一です。
自閉傾向のお子さんだと、既にこの「規則正しい生活」がそもそも難しかったりするのですが…

できる限り気を付けてあげるだけでも違ってくると思います。
興奮していたら動きの少ない遊びに誘導したり、あらかじめ早い時間にお風呂の時間を設定してみたりするといいかもしれませんね。

気象病に効く薬とは

乗り物酔いをしやすい人は気圧の変化でも不調が起こりやすいと言われます。
どちらも原因とメカニズムが似ているそうで、

乗り物酔いの場合も内耳のある三半規管が揺れ(外部環境の変化)を感じ取り、平衡感覚や自律神経が乱れることによって起こります。

そのため、乗り物酔いの薬が気圧変化の症状にも効く場合があるので、症状がひどく乗り物酔いもあるようなお子さんは積極的に主治医と相談してみるのもひとつの案です。

注意:絶対に自己判断で市販薬を飲ませたりはしないでください

体調管理に役立つアプリ

気圧の変化による症状をスマホから簡単に記録したり、気圧の変化がある場合スマホに通知してくれる便利なアプリがあります。

アプリのダウンロードはこちら

知ってる方も多いかもしれませんが、「頭痛ーる」というアプリです。
時間ごとの気圧変化がグラフで確認でき、変化がある時間帯には「注意」や「警戒」マークが表示されています。

不調があった時間のところの鉛筆マークをタップすると症状や薬の情報を入力できて便利です。

非常に使いやすいので、もう長いことわが家ではずっと愛用させてもらっています。
ちょっと行動が荒れ気味な時には、症状を記録して天気と何か関係があるのか記録を辿って見ています。

公式HPはこちら 

まとめ

自閉症や発達障害のおこさんが気圧の変化によって、影響を受けやすいのは変化に敏感なことはもちろんですが、自律神経の未熟さも大きく関わっていると思います。

自律神経は色々な体の調整をしてくれるとても大切な機能です。

そこが上手く発達していないとなれば、影響がでてしまうのも無理はありません。
規則正しい生活を心がけつつも、症状が出てしまった時にはゆっくり休ませてあげましょう。

頭痛ーるのようなアプリがあれば、事前に「来るかも来るかも?」なんて心構えもできますし、「あぁ、気圧のせいもあったんだね」なんて思えるので、気圧を把握しておくのもおすすめです。

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うみ
シンプルに心のゆとりを目指す二児の母 「発達障害・自閉症児」の子育て記録