ABA

【困った行動はどう対応する?】ABAを使って実際に行動を分析してみよう

今日は、自閉症・発達障害の子の

「困った!!」という行動について

応用行動分析学をつかって、実践的な内容を書いていきますね。
ABAの基礎については飛ばして進めますので、こちらを見てください≫

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全ての行動には目的がある

はい、この「全ての行動には目的がある」という言葉。

これは、有名な心理学者アドラーの言葉です。

子どもの行動にしても、必ず何かしら「目的」「行動する理由」があるんです。
それが「なんで?」になってしまってわからないんですよね。

なので、これからABC分析というフレームを使って「行動を分析する方法」というのを解説していきます。

 

正直、自分ひとりではどうしても理由を探れなかった行動なんかも過去にはありました。

そういう時はABA(応用行動分析)の専門家に頼りました。

簡単に理由付けできてしまう行動もあれば、考えても考えてもわからないものもあります。
ただ、分析を繰り返していくと、だんだん分析力がついてきますので、なんとなくでも考えてみるきっかけになればいいなと思います。

ABC分析

まずABCフレームというものをご紹介します。

A.行動の直前に起きたこと
(○○の時に)

B.行動
(○○すると)

C.結果
(○○の結果になった)

このように、ターゲットとなる「行動」に対して、このフレームを使って先行条件と結果を見ていきます。

必ず、行動の前には、その行動が起こる条件というものがあります。
そして、その条件の時に「行動」があったとして、結果がどうなるかを見ていくと、結果がどうであればいいのかということがわかります。

そこで「結果」である「対応」を変えるようにしていきます。

※先行条件をなくしてしまう(環境を見直す)ことが効果的な場合もあります。

【例えば…】実践編

例えば、

ママが家事をしているときに「イタズラ」をして困ってしまう。
という場合を見ていきましょう。

Bの行動は「イタズラ」です。
では、その前後はなんでしょうか?

Aの先行条件は「ママが家事をしていて構ってもらえない状況」と推測して

Bの行動≫「イタズラ」をする

では、Cの結果はどうですか??

 

例えばでいうと「やめなさい!」と怒るということがありますよね。
わたしも、よくやっちゃいますよw

 

そう、Cがもしママの「やめなさい!」と怒ることだったら、なぜこの子が「イタズラ」をしたのか。

それは、「注目してほしかった」「構ってほしかった」んじゃないかと思うんです。

makamuki0 / Pixabay

 

ABCフレームに当てはめてみよう

先ほどのABCフレームに当てはめていきます。

A.行動の直前に起きたこと
(ママが家事をしていて構ってもらえない時に)

B.行動
(イタズラすると)

C.結果
(注目を得られるという結果になった)

こういう図になっているわけです。

イタズラをすることで、たとえそれが「やめなさい!」と怒ることだったとしても、構ってほしかった子どもにとっては「注目してもらえた」という嬉しいことになってしまってるんです。

こうして目的通りの反応がもらえたことで、その行動は「強化」されていきます。
そして、何度怒ったとしても、また同じように繰り返されるのです。

 

では、この行動を「強化」をしないためにどうするか。
この場合、わたしなら二つ変えていきます。

  • イタズラをされても注目しない(無視する)
  • 家事をしていないときに思いっきり関わってたくさん遊ぶ

この二つを試してみます。
試して、その後の行動がどう変化していくかを見ます。

この場合きっとグッと減ると思いますよ。

なぜって・・・?

実は…
経験上、これでグッとイタズラが減った経緯があるんです。

まとめ:行動の原因を探って「困った」を無くしていく

なぜその行動が出るのかがわかればその前後を変えていくだけなんです。
環境や状況との相互作用で行動や気持ちが動くので、そこを整えるのもアリですしね。

イタズラひとつとっても、興味があってなのかもしれないし、感覚的な刺激がほしくてかもしれないし、色んな理由が考えられると思うんです。

そこは、いつも見ているパパ・ママ、考えてみてください。
専門家に聞いてみるのも新しい視点からアドバイスをもらえるかもしれないのでいいですよ。

パパママの「困った」が少しでもなくなればいいな…と思って書いた記事ですが、もしかしたらお子さんの「困っていること」がわかることもあるかもしれません。

行動の原因は本当に色々なので。

 

親のためにも、お子さんのためにも、「なんでこんなことをするのかな?」ってちょっとだけ俯瞰して考えてみてください。

意外と「あーこんなことだったのかーー!」なんて思うこともありますよ。

 

子育て、大変だけど楽しんでいきましょう^^

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うみ
シンプルに心のゆとりを目指す二児の母 「発達障害・自閉症児」の子育て記録