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特別支援学級か特別支援学校か。就学・学校選びで知っておきたい2つのポイント

来年度から支援学校へ転校することになったわが家ですが、わが家は1~3年生までを地域の特別支援学級で過ごしました。

支援学級には支援学級の良さがあり、支援学校には支援学校の良さがあります。

 

来年度、年長さんに上がるお子さんはこれから1年、就学について動いていかなければいけない時期に入ってきていますね。

まだまだ先のことだと思っているとあっという間、子どもの1年の成長も予測できない中でどう選んでいくべきか。

そもそも就学の時点で選ぶポイントはどんなところなんだろう??

…と悩んでいる方向けに今日は学校選びのポイントをお伝えします。

(中~重度のお子さん向け。通常級は比較に入れていません)

特別支援学級を選ぶメリット

klimkin / Pixabay

特別支援学級というと個別に勉強を見てくれるイメージがありますが、その支援級での指導の中身は実は小学校によって様々。

すごく力を入れていて構造化(子どもにとってわかりやすく整理されている)もされていて、指導員の理解がとても深いような学校もあれば、パーテーションすら上手く活用できていないところやスケジュール表がなかったり、そもそもきちんと対応を学んでいなかったりする場合すらあります。

 

特別支援学級では教員が希望して入ることもあれば、全く希望なく配属されることもあるようです。

息子の学校ではたまたま支援級を希望していた理解のある先生だったので息子との関係は上手くいっていました。

 

介助の先生もとても理解があったし、必ず1対1で誰かしら付いてくれています。

ここもまた、お子さんによって、学校によって必ずしも介助の先生が1人ついてくれるわけではありません。

休み時間など1人で行動をしている子もいますし、割と大人しいタイプの子は授業中も休み時間も「1人にさせられてしまう」という可能性は大いにあります。

 

また、見学に行ってとても良かったとしても来年度も必ず同じ体制とは限らないのも普通の小学校では注意したいところ。

校長先生や担任が変わることで支援級の雰囲気がガラッと変わってしまうこともあるので運としか言いようがありません。

 

では、支援学級を選ぶメリットはなんなのか。

最大のメリットは通常級のお子さんと活動を共にできること

これは本当にメリットが大きくて、大人がどんなに誘ってダメでもお友だちや上級生が誘ってくれると平気だったり、同世代の子の真似をするというのも家庭ではなかなか教えるのが難しいところです。

 

やっぱり子どもの力はすごいんです。

うちの子も支援学級の上級生や娘の友達、クラスのお友だち。

たくさん遊んでもらって、声を掛けてもらって。

色んなことを覚えて帰ってきました。

 

受ける刺激もその刺激を吸収するスピードも大人からよりも、子ども間の方が自然でスムーズだと感じていました。

特別支援学校を選ぶメリット

これはなんといっても、「個別のサポート」が徹底されていることですよね。

支援学校ではどうしても地域の子どもたちとの時間は圧倒的に少なくなります。

その分、学校の中での個別の対応は地域の学校とは大きな差があると感じました。

 

例えば、

  • 構造化、視覚化されているのは当たり前
  • 先生方の障害児に対しての知識が一定以上は望める
  • 保護者も一定以上の理解がある(親側の気持ちの上で楽)

支援学校では障害があるということがスタンダードなので、特別支援が当たり前という認識を誰もが持っている。

この意識の差はやっぱり大きいと思うのです。

支援学級も特別支援の場所であり、教育委員会は個別の対応・親の望むサポートは受けられるべきという意識でしたが、そこまで現場に求めるのが難しい状況でした。

時間もなく、構造化にしても個別の学習にしても、一から教員が対応していかなければならないような環境ですし、もちろん通常級の子、グレーゾーンの子なんかもいて「特別支援=特別扱い」のような意識が生まれがち。

そうなった時にそういった子どもたちの対応も求められるのが現場の先生方です。

教育委員会のあおることは理解できますが、現実は難しい。

だからこそ、特別支援の基礎ができている支援学校を選ぶメリットは大きいのではないでしょうか。

就学・学校選びの基本的なポイント

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どちらにしたらいいのか迷っているときにまず、基準となるポイントが2つあります。

  • 身辺自立(主にトイレ。あとは着替え等)
  • Yes/Noの意思表示ができるか

この2つの基準をお子さんに当てはめてみてどうでしょうか?

支援学級を選ぶ場合、上の2つはとても重要になってきます。

まれにオムツで入学する子もいるようですが、トイレが自立していることだったり、自分の意思を伝えられるかどうかは判断する際にとっても重要なポイントです。

正直、この2つが難しければ支援学校に進んだ方が、よりお子さんにとって良い支援を受けられるんじゃないかな?と個人的には思います。

ちなみにうちの息子、知的重度自閉症ですがこのあたりはクリアしていて、就学相談の時にも「息子くんレベルでは支援学校には入れない」と言われました。

でも今の地域の学校ではそれなりに大変で、1対1対応が必須ですし、切り替えも難しいことが多いですし、まだまだひらがなも数字も難しいので基本的な「国語・算数」の学習ですらあまり進んでいません。

それでも地域の小学校に通えているのは本当に先生方・お友だちに恵まれ受け入れてもらえたからだなぁと。

基準のポイントは上の2つになるわけですが、うちの息子のように上の2つができていて低学年はなんとかなっても、だんだん難しくなってくる例はあると思います。

そういった場合はまたその時に考えていきましょう。

就学相談の時点でお子さんがより成長できる場所に就学できるよう、学校選びの参考にしてみてくださいね。

まずは、就学相談までにここのラインを越えてこれるかどうか…をひとつの判断にしてみてください。

 

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うみ
シンプルに心のゆとりを目指す二児の母 「発達障害・自閉症児」の子育て記録